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改めて考えてみよう!「PDCAサイクル」とは?

品質を改善してより良い商品を提供するための「PDCAサイクル」

どの企業であっても、常により良い商品やサービスを提供するために、改善を図り質の向上を目指しています。
そのために必要なアイディアとして、「PDCAサイクル」というものがあります。

これは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Act(改善)のそれぞれの頭文字を取ったもので、企業活動もしくは製造活動を向上させるための一連のプロセスのことを指します。
企業活動は一連の流れの中で行われて行きますが、しっかりとした改善意識がないと、マンネリ化してしまい、周りとの競争に勝つことができなくなってしまいます。
そのため、このような改善のためのプロセスを実行することによって、強い意識付けを与えると共に、具体的な改善をしていくことができるのです。

計画と実行の流れを滞りなく進める

Plan、つまり計画を立てる段階では、様々なことを予測して細かな点まで業務計画を練っていくことになります。
その際には、誰をターゲットにするのか、誰が役割を担うのか、どのような方法で開発もしくは製造を行うのかなどの、行動原則となる指針と同時に、細かな過程を決めていくことになります。
方向性を決める指針と、詳細な開発プログラムの両方がしっかりとしていないと、商品もしくはサービスの質が上がることはありませんので、計画段階に注意を集中することは重要です。

Do、つまり実行の段階では、計画したプログラムがしっかりとその通りに果たされているかを確認しながら行う必要があります。
また、後の検証の段階で苦労することがないように、実行中のデータを保存しておくようにして、後の段階につなげることを意識します。
もちろん、すべて計画通りに行くとは限りませんので、現場で臨機応変に対応することは重要ですが、その変更の度に正確な情報を残しておくことを忘れないようにしましょう。

将来のためには分析がとても重要

「PDCAサイクル」の目的は改善を図ることですので、Checkつまり検証は非常に重要な位置を占めます。
最初の段階から製造終了の流れまでのデータをすべて並べて、どこかに不具合がなかったかを調べます。
また、それぞれの工程のつなぎがスムーズに行って、滞りなく一連の作業がつながっていったかを見ることも重要です。

こうした検証を経て、ダメなところを解決していったり、たとえ目立った不都合がなくても、より良い商品を目指して改善を行うことができます。
その検証結果を、Act、つまり改善のための具体的な施策の実行に活かすことができます。
この際には、次回の新たな製造工程につながるような形で改善作業を行うことが重要です。

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テーマの著者 Anders Norén