初期費用を抑えた起業におすすめ
これから起業をしたいと考えている方は、開業資金を確保するために苦労をしている方も多いです。
開業資金を計算してみると細かい部分までお金が必要になるもので、特に大きなお金を必要とするのが事務所を用意する場合です。
事務所を借りる場合でも立地条件によっては一か月何十万円単位で費用が必要になる場合もあります。
土地を購入して事務所を建てようとするなら何千万円単位でお金が必要になるかもしれません。
以前は実店舗がなければ起業することは難しいものでしたが、現在はインターネット環境を活用することで比較的簡単に起業できるようになりました。
しかし、事務所すらないような会社を信用して欲しいと言っても無理があります。
事務所を用意する資金もないような会社は信頼性が低いと思われても仕方がないかもしれません。
そこで注目されているのがバーチャルオフィスの存在で、事務所としての機能を代替えするために必要なサービスを実施しています。
上手に活用することで、初期費用を抑えて大きなビジネスチャンスを掴むことができます。
参考：起業するなら知っておきたいバーチャルオフィスのメリットとデメリット
バーチャルオフィスの役割
バーチャルオフィスでは主に法人住所登記、郵便物転送、電話番号転送、来客対応、会議室利用などのサービスを提供しています。
良く似たサービスを提供しているレンタルオフィスとの大きな違いは、実際に仕事をする場所をレンタルできるか否かの違いです。
実際に仕事を行うのは自宅でも、法人として信頼を得るために事務所としての形態だけはあった方が良いと考えている場合にはバーチャルオフィスが良いと考えられます。
費用を大幅に抑えて信頼できる事務所を用意したいという場合には、かなりメリットがある方法だと言えます。
バーチャルオフィスのデメリット
逆にデメリットになることもいくつかあるので注意しなければいけません。
例えば法人名義の銀行口座を開設しようと考えている場合、バーチャルオフィスの住所で申込みをしても断られると考えられます。
非常に便利なサービスであることから、この仕組みを悪用して犯罪行為に使おうとするケースがあるため、銀行口座の開設は非常に難しいとされています。
法人名義の銀行口座がなければ、場合によっては業務に支障を与える可能性があるため、十分注意しなければいけません。
また、どのような事業を展開するのかによっても異なりますが、古物商などの許認可を得なければ営業できない業種の場合は、すんなりと許認可を得られない可能性も高いです。この場合も犯罪行為に利用されるのを避けるための措置です。
またセキュリティ面でも電話や会議での会話が聞かれてしまう危険性があるというリスクがあります。
使用者で共有という条件付きでコピー機が無料で仕様できるバーチャルオフィスも存在していますが、大切な資料の紛失があったら大変ですよね。
バーチャルオフィスを快適に利用する上で必要となるものは別途準備していく必要があります。
小型のコピー機は格安でレンタルできるサービスも存在しているため利用されても良いでしょう。
バーチャルオフィスは新しく起業をして会社を大きくしていくための足掛かりにしたいと考えている方にとっては大きなメリットがある反面でデメリットになる部分もあることをしっかり理解しておいてから検討しましょう。